[II-106] 建物への流入・流出を考慮した氾濫解析の試み
キーワード:氾濫解析、都市浸水、建物、GIS
近年、外水氾濫・内水氾濫を対象とした都市浸水の研究が進められており、検討に用いる解析モデルも高度になっている。本研究では、建物占有率および透過率を考慮した平面二次元氾濫解析モデルを基に、建物への水の流入・流出を考慮し、計算結果へ与える影響を考察した。ここでは解析作業におけるGISの活用も検討している。本研究により、建物内の浸水を考慮することで、陸域の浸水深は小さくなり、遅れることを示した。また、破堤箇所近くの浸水解析の取り扱いで河川からの流入水量が変化することが分かった。個々の建物の浸水が表現できることから、提案した解析モデルは建物被害の評価に有益と考える。
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