港湾施設 (1)

[II-109] Monitoring Survey after Construction and Seismic Performance Evaluation for CaO-Improved Soil to Use Backfill Material of Quay Wall

*西岡 周平¹、伊藤 春樹¹、稲田 勉² (1. 国土交通省 四国地方整備局 高松港湾空港技術調査事務所、2. （一財）沿岸技術研究センター)

Keywords:Caisson-type quay wall, backfill material, CaO-improved soil, monitoring survey, FLIP analysis

愛媛県東予港においては，耐震岸壁の裏埋材として，浚渫土の物理的・化学的性状を改質したリサイクル材であるカルシア改質土を適用した．カルシア改質土は強度増進などの効果を有しているものの，非常に大きなばらつきがあることが知られており，その強度特性として未だ十分な知見がないのが実状である．本稿では，施工時点，施工後時点でのモニタリング調査を実施し，その結果について強度変化傾向等の評価を行った．また，モニタリング調査結果を反映し長期的な強度特性等を踏まえた上で，地震応答解析による耐震性評価を行った．