令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

港湾施設 (1)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:宮田 正史(国土技術政策総合研究所)

[II-111] 防波堤に設置した防波柵による伝達波低減効果とケーソン作用波力

三井 順1、*久保田 真一1、松本 朗1、小山 裕文1、古路 裕子2、中口 彰人2、楳田 真也3、斎藤 武久3 (1. 株式会社不動テトラ、2. 株式会社日本パーツセンター、3. 金沢大学)

キーワード:防波柵、透過性構造物、防波堤、ケーソン作用波力、伝達率

透過性を有する防波柵を防波堤の上部工に設置することで,津波越流時の洗堀対策としての効果や,荒天時の越波伝達波の低減効果が期待できる.一方,柵の設置によりケーソン本体への波力が増加する可能性がある.そこで本研究では,防波柵の設計法の確立に向けて,防波柵の設置による伝達波低減効果ならびにケーソンへの作用波力特性を把握し,効果的な柵の設置位置を提案することを目的として水理模型実験を行った.その結果,ケーソンへの作用波力や伝達波低減効果の点からは,柵を防波堤の中央あるいは後方に設置するのが良いことがわかった.

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