令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

港湾施設 (1)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:宮田 正史(国土技術政策総合研究所)

[II-113] 海の森水上競技場 締切・護岸取付部の遮水工の設計

*大西 悠太1、神出 壮一2、津田 剛男3 (1. 大成建設株式会社、2. 五洋建設株式会社、3. 西部ポリマ化成株式会社)

キーワード:海の森水上競技場、遮水工、可撓性ゴム板

海の森水上競技場は,東京港の既設埋立地の水路を新設の締切で遮断することにより静穏性を確保する,東京2020年大会のボート・カヌーの会場である.新設締切と既設護岸の取付部においては,締切や護岸の,水平および鉛直方向の相対変位に追従しながら,競技時に計画されている競技場内の水位を一定に維持するために,潮位変動のある外海から遮水する機能が要求されている.このような要求性能に対応するために,可撓性ゴム板と可塑性グラウトによる遮水構造を考案し,設計を行った.可撓性ゴム板については,実証実験により所要の性能を有することが確認された.

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