[II-121] 潜行吸引式排砂管の排砂パフォーマンスと今後の展開
キーワード：堆砂対策技術、土砂供給手法、吸引工法、潜行吸引式排砂管
土木研究所では,ダム貯水池の水位差エネルギーを活用したフレキシブル管を用いた排砂手法(通称：潜行吸引式排砂管(以下,排砂管))の開発を行ってきており,巨石,塵芥を含まない砂礫は小規模落差でも土砂を吸引,下流へ供給可能であることを確認してきている.本稿では,最大規模の試験実績を含めて,これまでの排砂管の試験実績を報告するとともに,排砂管を用いれば、既存の堆砂対策技術と併用することによって、効率的な堆砂対策が行えると同時にダム下流の河川環境に配慮した土砂供給にも貢献できるといったダム貯水池等への適用に向けた今後の展開について紹介する.
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