令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

土砂移動・流木

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 II-1 (幸町北3号館 323講義室)

座長:瀬﨑 智之(国土技術政策総合研究所)

[II-128] 堆積状態の違いによる軽石で構成された土石流特性について

*小田 晃1、鈴木 隆之2 (1. 日本大学生産工学部土木工学科、2. 北千葉広域水道企業団)

キーワード:土石流、軽石、実験

本研究は火山地帯の土石流災害を軽減させるため、火山地帯を対象とした軽石で構成された土石流の特性を実験的に把握するものである。このような土石流についてはまだ不明な点が多く残されており、その解明が急がれる。実験では軽石の堆積状態の違い(天然ダム型、移動床型、天然ダム型+移動床型)による土石流特性の変化に着目し、砂礫の土石流と比較した。その結果、天然ダム型の軽石土石流は流下速度が砂礫の土石流よりも速くなり、移動床での軽石土石流は砂礫の土石流よりも波高が高くなることが示された。さらに、移動中の土石流の流下形態も軽石土石流の先頭部において、ほとんど上下動や回転をしない軽石群が存在することが観察された。

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード