[II-130] 透過型砂防堰堤の巨礫捕捉効果に関する不確実性
キーワード:透過型砂防堰堤、鋼管間隔、土石流、個別要素法
透過型砂防堰堤は,巨礫群を開口部で閉塞させ土石流を捕捉する施設である.開口部の鋼管間隔を設計するために,実験や解析が数多く行われており,これらの既往研究から,鋼管間隔と土石流中の巨礫の最大粒径の比が1.5以下の場合に巨礫を高い確率で捕捉できることが明らかになっている.しかし,実現象では,巨礫の到着タイミングのずれや最大粒径が想定した値と違うことなどの影響で,透過部分において土石流を閉塞したりしなかったりすることが知られている.そこで本研究は,鋼管間隔と最大粒径の比を変化させて,アンサンブル計算を行い,透過型砂防堰堤の巨礫捕捉率の分布を明らかにすることを目的とする.
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