令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

土砂移動・流木

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 II-1 (幸町北3号館 323講義室)

座長:瀬﨑 智之(国土技術政策総合研究所)

[II-132] 流木集積による橋梁閉塞と家屋被害に関する実験的研究

*岡本 隆明1、染谷 智紘1、橿原 義信2、戸田 圭一1 (1. 京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻、2. 国土交通省)

キーワード:流木集積、橋梁閉塞、河道閉塞率、橋梁迂回流、PIV、流木衝突力

集中豪雨時には流木が洪水被害を大きくすることが知られ,橋梁で流木集積し越流した氾濫流が家屋流出させるなどの被害が報告されている.流木被害を予測するには河道閉塞時の氾濫水の挙動を予測することが重要であるが,これまで橋梁閉塞時に越流した氾濫流を対象とした研究はあまりみられない.そこで本研究ではまず橋梁での流木捕捉実験を行い,堰上げ水深から流木集積時の橋梁部での河道閉塞率を評価する.次に流木投入実験をもとに閉塞率を設定し,橋梁を迂回した氾濫流の流速をPIV計測する.さらに家屋抗力,家屋への流木衝突力を計測し,迂回流被害の予測,対策の検討を行った.

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