[II-134] 豪雨時の山地斜面での雨水浸透機構と斜面崩壊の発生確率に関する研究
キーワード:体積含水率、パイプ流、地下水、雨量指標、林外雨
平成30年7月豪雨をはじめとする豪雨によって土石流が多発している.土石流災害の被害を軽減するためには,雨水の浸透過程に着目した斜面崩壊機構の解明をし,それを踏まえた予測手法を確立することが重要である.本研究では,パイプ流の発生する山地斜面での雨水浸透過程を解明するとともに斜面崩壊の予測手法を提案することを目的としており,現地観測を実施した.観測結果より,豪雨時には斜面崩壊の源頭部において地下水位が急上昇し,表層土が下方から湿潤した.これは表層土下部に強い間隙水圧が作用することを示す.また,豪雨時に雨水が集中し斜面に不安定性をもたらす場所を地形情報から検討した.
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