[II-140] 堤防脆弱性指標t*を用いた堤防決壊箇所の推定と流域氾濫特性に関する研究
キーワード:堤防脆弱性指標、堤防決壊、氾濫計算、水害リスク、鬼怒川平成27年9月洪水
水害リスク軽減に向けた危機管理対策を検討するためには,洪水外力や堤防土質,微地形や土地利用データに基づいて,堤防決壊箇所や河川からの氾濫流量ハイドログラフ,氾濫水の挙動を適切に評価することが課題である.本論文では,実際に堤防決壊による氾濫被害が生じた鬼怒川平成27年9月洪水を対象に,堤防脆弱性指標t*を算定し,実績決壊箇所の他にも決壊の危険性の高い箇所が存在していたことを示す.そして,t*に基づいて設定される堤防決壊条件の下で氾濫流解析を実施し,実績氾濫結果と比較することで,堤防決壊箇所の違いが氾濫水の伝わり方や浸水深に及ぼす影響について検討した.
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