[II-142] 粗礫斜路下流側における流速特性に関する実験的検討
キーワード:粗礫斜路式減勢工、水面に沿う流れ、低段落、主流の位置、河床低下対策
河川中に堰や落差工などを有する横断構造物で洪水流が発生した場合、構造物下流側において潜り込んだ流れの影響から局所洗掘が発生する事例が多発している。本研究室では、低段落水路の範囲となる相対落差s/h1を対象に、主流の位置を水面に沿わせる流れを形成させる粗礫斜路式減勢工を提案している。ここでは、粗礫斜路下流側の流速分布に着目し、粗礫斜路の設置勾配iと相対落差s/h1を変化させた場合を検討した結果、段落上のフルード数F1が射流および限界流どちらでも、主流の位置が速やかに水面に沿うように位置することが分かり、河床低下対策に対して十分期待できることが分かった。
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