[II-15] 江戸城外濠における水質シミュレーションモデルの改良と水質改善策の検討
キーワード:江戸城外濠、アオコ、CSO、水質改善策、水質シミュレーションモデル
現在の江戸城外濠は合流式下水道からの排水により水質が悪化し,夏季には植物プランクトンが異常発生による「アオコ」の発生が悪臭や景観障害を招いている.そこで本研究では,江戸城外濠における水質シミュレーションモデルを構築・改良し,濠内の栄養塩類濃度やChl-a濃度などを再現した.また,水質改善策である外壕保全水路の検討を行った.その結果,モデルの改良によりCSO流入の再現性が向上した.外濠保全水路について,市ヶ谷濠において水質改善の効果が期待された.また,吐口に設置する升を小さくすることで起こる溢流を狙うよりも,升を大きくしてCSOの流入を防ぐほうが,より低減効果が現れる結果となった.
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