令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流出・洪水 (1)

2019年9月5日(木) 08:40 〜 10:10 II-2 (幸町北3号館 331講義室)

座長:藤村 和正(明星大学)

[II-151] 既存調整池を有効活用した治水対策の検討について

*南里 康久1、長谷部 進一1、松本 和也1、増田 孝一1 (1. 埼玉県杉戸県土整備事務所)

キーワード:既存施設の有効活用、調整池、ゲリラ豪雨、低地河川の治水対策

本件は、早期治水効果の発現を目的として、久喜市の既存施設の調整池に着目した検討である。既存施設を有効活用する治水対策を検討した結果、付近を流れる河川(庄兵衛堀川)から調整池へ導水路を整備し、暫定的に河川のピーク流量をカットする手法が流域における被害軽減効果をもたらすことが分かった。
河川改修は本来、下流から進めるため、当該エリアまで改修が進捗するまでには、多くの時間と費用を要する。今回の検討により、短期間で一定の効果発現が可能となる。

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