[II-152] 低平な市街地で生じる内水氾濫過程を追検証するために効果的な情報収集体制の設計
キーワード:内水氾濫、浸水過程の可視化、低平な市街地、自記式水位計、地理院地図
本研究は,市街地における内水氾濫現象に着目し,強雨時に生じる諸過程を追検証するために必要な情報収集体制の設計を試みるものである.予め踏査した雨水排水系統において,複数設置した自記式測器から得られる水路内の水位変動を記録する一方,その周辺地域の解像度の高い標高分布を地理院地図(https://maps.gsi.go.jp/)から取得することにより,比較的安価,かつ,容易に内水氾濫過程を追跡できることを示した.これまで,市街地の内水氾濫過程について実証的な分析がほとんどなかったことを踏まえれば,本研究の成果は,内水氾濫に関する解析技術の高度化や被害低減施策の立案などへの活用が期待される.
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