令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流出・洪水 (2)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 II-2 (幸町北3号館 331講義室)

座長:山本 隆広(長岡工業高等専門学校)

[II-156] 雨雲画像を用いたニューラルネットワークによる河川の出水判断モデル

*大野 剛1、伊藤 一教1 (1. 大成建設株式会社)

キーワード:河川工事、出水警報システム、ニューラルネットワーク、雨雲画像、出水超過判断

著者らは河川工事の安全管理を目的に,設定水位を超える水位を予測した場合に関係者にメールやWEBを配信する「出水警報システムを開発」し複数の河川工事に適用している.本システムは3つの予測手法が水位を予測するため,手法ごとに予測水位が異なり出水の有無判断を迷う場合がある.この迷いを低減するために,雨雲画像を用いて設定水位の超過判断のみを予測する手法をニューラルネットワークで構築し石狩川頭首工撤去工事(2014年9月~2017年7月)を事例に予測精度を確認した.その結果,本手法は出水の有無を判別できるため,出水の有無に迷った場合に活用できることを確認した.

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