[II-162] 洪水予測手法(DIEX-Flood)の改良と鬼怒川水位縦断分布解析への適用
キーワード:洪水予測、DIEX-Flood、データ同化、水位、縦断分布、鬼怒川
河川氾濫に対する対策として,水位観測ネットワークの構築と洪水予測技術の高度化は必須である.既往研究において,多地点の水位データを同化可能である洪水予測手法DIEX-Floodが開発されたが,計算対象洪水によっては,計算結果の不安定化や発散という事象が確認された.そこで本研究では,一次元不定流計算を行う従来法に対して,データ同化時は不等流計算,非データ同化時は不定流計算を行うように,本手法における数値計算の改良を行い,計算負荷の低減及びロバスト性の向上を図った.また,この改良版を鬼怒川に適用した結果,洪水時・平常時を問わず,縦断分布における水位が計算可能となり,本手法の基本的な有効性を示した.
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