[II-175] 防災気象情報の利用実態の調査とそのあり方の提案
キーワード:平成30年7月豪雨、避難行動、アンケート調査、主成分分析、クラスター分析
本研究では,災害時の犠牲者の避難行動を明らかにするため,平成30年7月豪雨を対象としてアンケートを行った.アンケート調査から,災害時に適切な情報源で行動できている人は限られることが明らかとなった.今後多くの人々に適切な避難誘導をするために,自治体の避難情報に加え,近くの河川の映像や,氾濫までの水位を伝えることが挙げられる.これらは現状でも入手可能だが,それを入手するための機器の利用を敬遠してしまうことも明らかになった.防災気象情報通知システムのあるべき姿は,避難行動に本当に必要な情報を,能動的でも受動的でもなく,強制的(PUSH型)に通知する,いわば「IoT防災無線」にあると言える.
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