令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

国際複合災害・環境

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 II-2 (幸町北3号館 331講義室)

座長:谷口 健司(金沢大学)

[II-178] 太陽熱淡水化装置のフレームカバー形状が造水性能に及ぼす影響

*大野 晃裕1、寺崎 寛章2、加藤 隼也2、古市 健二2、梅村 朋弘3、福原 輝幸4、長谷川 美香2、日下 幸則2 (1. 前田工繊、2. 福井大学、3. 愛知医科大学、4. 広島工業大学)

キーワード:バングラデシュ、太陽熱、淡水化、三角型太陽熱淡水化装置、野外造水実験

近年,バングラデシュでは飲用水不足や水質汚染などの水に関する環境問題が深刻化している.特に,地下水のヒ素汚染や沿岸部における海水浸入に伴う地下水の塩性化は住民の生活を脅かしている.そこで本研究では,バングラデシュ沿岸部僻地での太陽熱淡水化装置の導入を念頭に,2種類の太陽熱淡水化装置(TSSおよびTrSS)の時間造水量と積算造水量の比較を行った. その結果, 本実験結果に限れば,両淡水化装置の造水量に大差ないことが分かった.ただし,現地での製作および維持管理の観点を考えれば, TrSSの方が構造面, 製作面でより単純であり, 住民に受け入れやすいと考えられる.

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