[II-185] 港内側に延伸した防波堤付属構造物の被覆ブロックの安定性への効果
キーワード:被覆ブロック、防波堤、有孔構造実験、ハドソン式、津波、マウンド洗掘
東日本大震災では,多くの防波堤が越流水による基礎マウンド洗掘によって支持力を失い,転倒した.
今後発生が予想される巨大津波の対策としても,防波堤の支持力強化は急務である.
本研究では港内側に延長した防波堤付属構造物の設置による,越流水がマウンド被覆ブロックに与える効果を実験により検証した.付属構造物なし・100mm延長・150mm延長・200mm延長した場合と,各延長構造物に孔を有した場合での越流水が被覆ブロックに与える影響を調べると,付属構造物なしと孔を有さない付属構造物では被災が顕著に見られたが,孔を有する場合では被災が軽微となった.また,越流水量よりも港内側水深が被災度に大きな影響を与えた.
今後発生が予想される巨大津波の対策としても,防波堤の支持力強化は急務である.
本研究では港内側に延長した防波堤付属構造物の設置による,越流水がマウンド被覆ブロックに与える効果を実験により検証した.付属構造物なし・100mm延長・150mm延長・200mm延長した場合と,各延長構造物に孔を有した場合での越流水が被覆ブロックに与える影響を調べると,付属構造物なしと孔を有さない付属構造物では被災が顕著に見られたが,孔を有する場合では被災が軽微となった.また,越流水量よりも港内側水深が被災度に大きな影響を与えた.
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