耐波

[II-190] RTK-GNSSシステム型UAVを用いた防波堤の3次元計測手法の検討

朝比 翔太¹、*鈴木 高二朗¹、川口 真吾¹、高阪 雄一²、岡崎 裕²、鶴田 修己¹ (1. 国立研究開発法人　海上・港湾・航空技術研究所　港湾空港技術研究所、2. 国土交通省)

キーワード：Phantom 4 RTK、沖防波堤、RTK-GNSSシステム型UAV、維持管理、オルソ画像

UAVの普及に伴って海岸・港湾工学分野においても，維持管理技術等へのUAVの活用が盛んに進められている．特に近年では，計測精度の高いRTK-GNSSシステムを搭載したUAVが普及し始めており，海上構造物等の困難な計測対象に対してUAVによる簡易かつ高精度な計測の実現が期待される．本研究では，基準点の設置が困難な海上の防波堤を対象にRTK-GNSSシステムを搭載したUAVによる測量を陸上から実施するとともにその精度を検討した．その結果，実際に上陸して計測した標高値との比較から，本研究で作成した対象防波堤の3Dモデルが最大で標高誤差2㎝程度の非常に高い精度を保持して再現されたことを確認した．