[II-192] 海草場の環境DNAを対象とした粒子計算のための基礎的検討
キーワード:環境DNA、生物モニタリング、アマモ、藻場、粒子追跡計算
環境DNAと粒子追跡計算を用いた海草場モニタリングは,特定範囲から出発した環境DNAを他のDNAと区別できる条件下において,予測した経路上で採水することで特定範囲のDNAを得る.本報では,採水地点を通過する粒子について検討するため,粒子の投入時間間隔をパラメータとした粒子計算を行った.三重県英虞湾のアマモ場を対象に,アマモの環境DNAを粒子として,粒子の投入時間間隔Tを2時間,30分,10分と変化させた結果,特定地点を通過する粒子数はいずれもTによらずに数時間周期で増減変動し,その変動パターンは地点により異なった.環境DNAは流れにより地点ごとに異なるパターンで増減変動する可能性が示唆された.
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