[II-194] 側岸凹部を利用した浮遊ゴミ捕捉法について
キーワード:河岸凹部、浮遊ゴミ、水制、捕捉率
近年,海洋におけるプラスチックゴミの問題が注目されているが,ゴミの起源は河川からに流出にあると考えられ,浮遊ゴミの海洋への流出を防ぐ対策も重要と考えられる.名古屋市の堀川では,浮遊しているゴミが潮汐によって行き来している状況が観察される.そこで,河岸に存在する凹部を利用して,浮遊ゴミを回収する方策について検討した.凹部の対岸に水制を設けて浮遊物を凹部内へ誘導し,凹部下流のメッシュで捕捉する構造とし,凹部の上流側誘導壁の角度の効果を検討したものである.誘導壁の角度が小さくなるほど捕捉率は上昇する傾向は見られるが,20゚以下ではあまり変化がなくなり,平均的には50%以上が捕捉された.
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