令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

土砂移動・河床変動 (1)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:福田 朝生(中央大学)

[II-199] 直線水路実験における分級現象の円筒実験との比較

*松村 健太郎1、香月 智1、堀口 俊行1 (1. 防衛大学校 建設環境工学科)

キーワード:土石流、分級現象、水と礫

土石流の先端部に巨礫などが集中すると言われる分級現象の生起条件は不明確であり,多くの研究がなされている.土石流の実験では,直線水路と円筒装置を用いて分級現象の生起条件を検討しているが,直線水路では,流下距離に制限があり土石流先端部の観察が困難,一方,円筒装置は土石流を定点で観察できるが,実河川と異なり水路床が動く等の様々な疑問がある.そこで,本研究は,土石流流下時に生起する分級現象について解明するために,直線水路と円筒装置を用いて水と礫の混合流体の分級現象における礫の運動形態について検討し,両実験を比較した.そのうえで,両実験で生起する分級および礫の動きを整理し,両者の相似性を明らかにした.

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