[II-215] 側壁の侵食性の有無が河道内の流況・河床形状に与える影響
キーワード:中規模河床形態、iRIC、側岸の侵食性
日本の河川では戦後,護岸による河道の固定壁化が行われてきた. 護岸が設置される以前の河川の護岸は、土砂等で構成された侵食性側壁であったため,出水のたびに川幅が大きく変化し, 河川近隣での被害は大きかった. このため, 護岸を用いて直線に固定した河道への改修が実施されてきた. 現在のところ,河道の直線化や固定壁化によって 河床変動や流況にどのような変化が生じたのかは明らかにされていない.そこで,本研究では同一水理条件下において側壁の侵食性の有無が流況また河床形状に与える影響について調べた.その結果,護岸の設置を行なった河道内に内在する破堤の危険性が明らかになった.
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