[II-35] クラウド型車載雨量計ネットワーク構築に向けた光学式雨量計の実用性の検証
キーワード：雨量観測、光学式雨量計、転倒ます雨量計
近年，我が国では大規模な水害が多発しており，これらの災害はどれも線状降水帯がもたらした豪雨によるものである．このような豪雨の把握や予測には雨量の高時空間解像度のモニタリングが必要不可欠である．しかし，レーダー雨量観測は主に都市域に配置されており，レーダーから離れた地域や山の背後においては正確な雨量が把握できないという問題を抱えている．そこで，本研究では既存の地上雨量観測の増強を目指して，車などに取り付け可能な光学式雨量計の実用性の検証を行った．光学式雨量計と広く用いられている転倒ます雨量計の比較を行った結果，光学式雨量計での十分な精度での雨量観測が行えることが明らかとなった．
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