令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

地下水・雪氷

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 II-2 (幸町北3号館 331講義室)

座長:田渡 竜乃介(パシフィックコンサルタンツ株式会社)

[II-51] 台地上の水路の通水による地下水位への影響に関する研究~玉川上水を例として~

*新澤 まゆ子1、柿沼 太貴1、山田 正2 (1. 中央大学大学院 理工学研究科、2. 中央大学 理工学部)

キーワード:玉川上水、人工水路、通水、水辺空間、水辺環境

日本の首都東京では,水辺空間の不足や閉鎖性水域の水質悪化が近年問題となっている.その問題の解決策の一つとして,江戸時代の経済や工業,農業,交通などを支えた人工水路である「玉川上水」を復活させることが提案されている.玉川上水は、武蔵野台地上に位置するため、通水による湧水の復活が期待されている.そのため本論文では,地下水への影響を検証することを目的とし,その第一歩として玉川上水通水によって影響を受ける地点を把握するために水理計算を行った.その結果,玉川上水通水によって、湧水地点の増加や実際に確認されている湧水地点及び河川において地下水位の上昇が確認された.

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