Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第II部門

津波・高潮 (2)

Tue. Sep 3, 2019 10:25 AM - 11:55 AM II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:平山 克也(港湾空港技術研究所)

[II-69] Future change of possible maximum storm surge in Ise Bay by direct downscaling

*山本 康平1、吉野 純1、村田 昭彦2、小林 智尚1 (1. 岐阜大学自然科学技術研究科、2. 気象庁気象研究所)

Keywords:Possible maximum storm surge , Future change, Direct downscaling, High-resolution typhoon model, Storm surge model

本研究では, 全球気候モデルから得られた長期気候データベースをより近似の少ない手法「直接ダウンスケーリング」に基づいて,現在気候および将来気候において伊勢湾に接近する最大規模台風に対して進路アンサンブル実験を行い,伊勢湾における可能最大高潮の将来変化を評価することを目的とする.将来気候下においては,台風の強度は増大するものの,台風の移動速度は減少するために,名古屋港での可能最大高潮の増大は抑制されることが明らかとなった.将来気候下における高潮の将来変化を厳密に議論するためには,台風の移動速度の変化を考慮できる直接ダウンスケーリング行う必要があると結論づけられる.

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