Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第II部門

波浪

Tue. Sep 3, 2019 4:40 PM - 6:10 PM II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:安田 誠宏(関西大学)

[II-77] Relation between Weather and Terrain Factors and Extreme Waves around Japan

*千綿 蒔1、志村 智也2、二宮 順一3、森 信人2 (1. 大成建設株式会社、2. 京都大学防災研究所、3. 金沢大学理工研究域)

Keywords:extreme wave, extreme value analysis, tropical cyclone, bomb cyclone

波浪に対する極値統計解析は,海岸構造物の設計に用いられるため,工学的に重要であるが,波浪を引き起こす気象擾乱の種類は考慮されない.異なる気象擾乱によって極値分布の標本が構成される場合,擾乱毎に年々変動が異なるために極値分布の不確実性が内在する.そこで本研究では,台風と爆弾低気圧の2種類の気象擾乱別に極端波高の極値統計解析を行い,極値分布を決定づける気象要因の影響を解析した.また,100m解像度の波浪推算によって,極値分布に対する局所的な地形の影響についても考察した.結果として,極端波高の極値分布が気象擾乱の経路に強く依存すること,局所的な地形による湾スケールでの極値分布の変動を明らかにした.

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