[II-79] 長期波浪推算に基づく確率沖波及び荷役稼働率の推移に関する考察
キーワード:波浪推算、波浪変形計算、長期変動、年平均波、確率沖波、荷役稼働率
気候変動が平均・極端波浪場にもたらす影響評価の一環として,南北大東島沖の34年間(1979~2012)の長期波浪推算結果に基づき,極値統計解析による確率沖波の推移,及び波浪変形計算を通じて得た各島岸壁での荷役稼働率の経年変化について考察した.1998年を境に,年平均有義波高及び5年毎に推定した10年確率波高はともに減少したまま推移することから,この海域では近年,北東貿易風の影響が弱まるとともに,顕著な高波擾乱の発生もみられないことが確認された.また,これらを反映して島の3方(北,西,南)のうちいずれかの岸壁を用いる荷役稼働率は微増傾向にあるものの,北地区岸壁の荷役稼働率はほぼ横ばいであった.
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