[II-80] ドライベッド上を遡上する段波の乱流構造
キーワード：ドライベッド、段波、乱流構造、レイノルズ応力、底面せん断応力
陸上を遡上する津波の底面せん断応力を評価するために詳細な内部流速場を知る必要がある．本研究はドライベッド上を遡上する段波先端部のPIV計測を行い，内部流速場の乱流構造について検討したものである．水平方向流速については水深の2倍程度の変動幅を持つ組織構造が認められた．また，底面付近には局所的な上昇流が発生し，その結果，間欠的に負のレイノルズ応力が見られた．底面せん断応力を評価するとき，この負のレイノルズ応力を考慮した対数則分布をどのように評価するかが今後の課題となる．
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