[II-90] 粗配置の桟粗度流れで生じる大規模定在波の乱流特性
キーワード:桟粗度、水面変形、大規模定在波、三角波、オプティカルフロー、乱流計測
洪水流には大規模な水面変形を伴う場合がある.その一つに,極めて急峻な三角形状の大規模な定在波である三角波がある.局所的に水面が大きく上昇するため,底面せん断応力や掃流力が急激に増加することが予想されるため,河床変動へ大きく寄与する可能性が考えられるが,その内部構造に関する知見はほとんど得られていない.本研究では大規模定在波を伴う流れの内部流況について,その詳細把握を目的とした室内実験を実施した.流れ場および水面形状をレーザー光膜により可視化・計測し,特に乱流諸量に着目して考察を行った.画像解析はオプティカルフロー法を用いた.結果として,水面の変形が内部の乱れ構造に大きく影響することを示した.
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