令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川水理・水理計測

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 II-1 (幸町北3号館 323講義室)

座長:安田 陽一(日本大学)

[II-90] 粗配置の桟粗度流れで生じる大規模定在波の乱流特性

*八木 潤平1、藤田 一郎1、谷 昂二郎1、東川 真也1 (1. 神戸大学大学院工学研究科)

キーワード:桟粗度、水面変形、大規模定在波、三角波、オプティカルフロー、乱流計測

洪水流には大規模な水面変形を伴う場合がある.その一つに,極めて急峻な三角形状の大規模な定在波である三角波がある.局所的に水面が大きく上昇するため,底面せん断応力や掃流力が急激に増加することが予想されるため,河床変動へ大きく寄与する可能性が考えられるが,その内部構造に関する知見はほとんど得られていない.本研究では大規模定在波を伴う流れの内部流況について,その詳細把握を目的とした室内実験を実施した.流れ場および水面形状をレーザー光膜により可視化・計測し,特に乱流諸量に着目して考察を行った.画像解析はオプティカルフロー法を用いた.結果として,水面の変形が内部の乱れ構造に大きく影響することを示した.

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