[III-01] Verification analysis on retaining wall with pile foundation
Keywords:Retaining wall, Pile foundation, Newmark sliding block method, Residual displacement
鉄道分野では,土留め擁壁の地震後の残留変位量を適切に算定することが被害程度予測に重要であり,擁壁の地震時残留変位算定法としてNewmark法が用いられている。Newmark法は,直接基礎形式の擁壁のように荷重-変位関係が剛塑性的な挙動に近い場合には適用性が高く,模型実験等でその適用性が確認されている。しかし,杭基礎形式の評価方法を詳細に検証された実績は少ない。そこで,筆者らが提案する杭基礎擁壁の地震時残留変位算定法の検証を目的として,過去に地震で被災した杭基礎擁壁の残留変位量の逆解析を試みた。その結果,提案手法を適用した場合には,実測に近い変位量となり,提案手法の妥当性を示唆する結果となった。
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