[III-06] 側方流動による地盤変位と杭の作用土圧に関する水平載荷実験
キーワード:側方流動、杭基礎、桟橋、耐震設計
1995 年の兵庫県南部地震においては,多くの港湾構造物が被害を受けており,直杭式桟橋の被災も確認されている.通常,震度法の設計では慣性力のみを対象としており,側方流動の影響は考慮していない.そのため,側方流動による地盤変位と杭基礎に作用する土圧の関係を把握することは重要である.本研究では,詳細検討のための基礎情報を得るために簡易な水平載荷実験を行った.実験の結果,土圧と変位の関係に着目すると初期勾配が杭上段の土圧計と杭下段のものとで異なっていた.つまり,水平地盤反力係数は拘束圧や深度に依存するため,骨組解析等で杭に一律同じ地盤ばねを当てはめることは適切ではないと考えられる.
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