杭基礎 (2)

[III-08] Numerical study on response acceleration suppression of Shinkansen viaduct by using a reinforcing construction method by additional pile jointed with friction

*野本 将太¹、阿部 慶太¹、高崎 秀明¹、池本 宏文¹ (1. 東日本旅客鉄道株式会社)

Keywords:Pile foundation, Foundation reinforcement, Frictional adjoint

新幹線沿線全体での列車走行安全性の向上には，上部工での対策が難しい軟弱地盤の場合，基礎の補強が有効と考えられるが，全体の剛性増加に伴い新幹線車両に入力される応答加速度が増大し，列車走行安全性が低下する可能性がある．本研究では，摩擦接合による増し杭補強における，高架橋天端の応答加速度の抑制効果のメカニズム検証のため，模型実験の再現解析を実施し，以下の知見を得た．①摩擦接合させた補強については，バイリニア型のバネによりフーチングを接合することで，2次元のモデル化で解析できると考えられる．②摩擦接合による増し杭補強では，摩擦接合面での摩擦損失により，高架橋天端の応答加速度が抑制したと考えられる．