[III-104] 豪雨時の盛土への雨水浸透現象と効果的な排水機能に関する研究
キーワード：キャピラリーバリヤ、豪雨、排水
盛土構造物や自然地山は，水が地盤内に浸透することにより，斜面崩壊が発生する．地盤内に雨水が浸透しても地盤外に排水されている内は斜面は安定しているが，排水不良となり地盤内が飽和状態となると，斜面の安定性が著しく低下して斜面崩壊を招く危険な状態となる．盛土の法面安定対策の1つとして，従来から水平方向にドレーンを敷設する盛土内排水工が使用されている．しかし，排水層に目詰まりが発生し，透水性が低下，排水が行われなくなってしまう可能性もある．本研究では，盛土下部からの排水ではなく，盛土下部の飽和を防ぎ，盛土上部からの排水を可能とするキャピラリーバリアを利用した新しい排水工法について検討している
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