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[III-113] 平成30年7月豪雨による高知自動車道立川橋の橋梁流出メカニズムの推定

*難波 正幸¹、中原 浩昭 ² (1. NEXCO西日本コンサルタンツ、2. 西日本高速道路)

キーワード：平成30年7月豪雨、土砂崩落、立川橋、橋梁流出

平成30年7月豪雨による区域外からの土砂崩落に伴い、高知自動車道立川橋の上部構造が流出した。トンネル坑口への土砂等の流入状況から、架橋位置において5m以上の高さで倒木を含む土砂が崩落したと想定される。また、現地状況よりこれらの多くは、桁下空間が比較的小さいA1-P1間方向に崩落したと考えられる。土砂崩落の状況や、上・下部構造、支承、落橋防止構造、伸縮装置の損傷状況から、倒木を含む土砂が橋面上に崩落することで上部構造を破壊すると同時に、横からの水平力により支承が破壊され、上部構造がA2橋台谷側を支点として回転しながら落下し、河川方向に流出したものと推定する。