令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (1)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:足立 雅樹(みらい建設工業)

[III-120] 複合ポリマー型地盤改良剤のアルカリ地盤における耐久性

*坪内 隆太郎1、後藤 彰宏1、中野 駿1、松井 智隆1、加藤 満2、後藤 宇2、大山 将2、小山 孝2 (1. 東亞合成株式会社、2. 株式会社鴻池組)

キーワード:液状化対策、薬液注入、注入材、複合ポリマー、耐久性、アルカリ地盤

アクリル酸マグネシウムは安全性が高く、かつこれを重合させたポリアクリル酸マグネシウム(ポリマー)は無機架橋剤と組み合わせることで高弾性率のゲル(複合ポリマー)を形成できる。これらの性質に基づき、新しい液状化対策用注入材として開発を進めている。広く用いられる水ガラス系注入材は、アルカリ地盤に対して改良地盤の品質や耐久性が課題になると考えられる。そこで、開発注入材のアルカリ地盤耐久性を評価すべく、水酸化カルシウム飽和水下にて熱による劣化促進試験を行った。その結果、開発注入材で得られる改良体には、pH11のアルカリ地盤にて28年相当の耐久性が示された。今後、さらに長期の耐久性を確認する予定である。

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