[III-121] セメント系固化材を用いた改良体の長期安定性に関する研究 ‐材齢10年結果報告‐
キーワード:セメント系固化材、改良体、長期安定性、材齢10年、一軸圧縮試験、六価クロム溶出試験
港湾空港技術研究所とセメント協会 は,改良体の長期安定性調査を目的に,共同研究を開始した.同研究所の敷地内において,CDM工法の現場試験を実施し,柱状改良体(コラム)を築造した。このコラムからコアボーリングを行い、各種試験を実施した。このセメント系固化材を用いた改良体の強度は,材齢10年において材齢28日の2倍以上となり,長期材齢においても安定的に維持されていることが確認された.六価クロムの溶出量は,試料土が火山灰質粘性土であっても,材齢3年以降では固化材の種類に関わらず環境基準値を満足した.また,材齢10年までのすべての材齢において,周辺土および地下水から六価クロムは検出されなかった.
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