令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (2)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:石井 裕泰(大成建設)

[III-129] 機械学習を用いた凍結融解作用を受けるセメント改良土の微視的内部構造劣化の定量化に関する基礎的検討

*小笠原 亮介1、堀合 紳弥1、橋詰 豊1、金子 賢治1 (1. 八戸工業大学大学院)

キーワード:微視的内部構造劣化、機械学習、セメント改良土、凍結融解、画像判別

固化処理土は,初期強度のみを考慮した設計がなされる場合が多く、気象条件による経年劣化や耐久性についてはほとんど考慮されていない.冬季間の気温が低い地域においては,セメントや石灰などを用いた固化処理土が凍結融解により劣化することが推測される.既往の研究では繰り返した凍結融解作用を受けるセメント改良土について、巨視的な強度の低下や含水量の影響,微視的内部構造の観察が行われているが,微視的内部構造劣化の定量化には至っていない.本研究では,機械学習を用いてマイクロスコープで撮影した微視的内部構造の画像の判別を行い,最適な学習回数で画像を判別することにより違いを抽出できる可能性が示された.

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