地盤材料・一般／土質安定処理・地盤改良 (2)

[III-130] Effect of degree of mechanical mixing on strength property of stabilized soil by cement

*宮下 千花¹、石黒 健²、平田 昌史² (1. 国立研究開発法人土木研究所、2. 前田建設工業株式会社)

Keywords:cement stabilization, degree of mechanical mixing, unconfined compressive strength

セメント、石灰安定処理土の原位置での支持力や安定性は、安定材と地盤材料（母材）の混合撹拌精度の影響を強く受ける。現場ではプラント常設型の場合を除けば室内と同等の精度の混合撹拌を行うことは難しく、設計添加量に対する割増しで対処している。しかしこの場合も、現場でのバケット等による混合撹拌時間の多少により、混合撹拌の精度は変化するものと考えられる。
そこで、撹拌混合精度がセメント安定処理土の強度特性に及ぼす影響を把握するための基礎的なデータの取得を目的として、現場の安定処理を模擬した機械撹拌と、処理土の強度評価による検証実験を行った。本論文ではこの結果について報告する。