Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (3)

Tue. Sep 3, 2019 2:55 PM - 4:25 PM III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:末政 直晃(東京都市大学)

[III-134] Change in strength of cement stabilized clay under magnesium solution

*原 弘行1、吉本 憲正1 (1. 山口大学)

Keywords:seawater, soil stabilization, deterioration, calcium, magnesium

固化処理土の劣化の主要因は海水に含まれるマグネシウム塩である.本研究では海水環境下におけるセメント処理土の強度低下現象を調べるため,Mg水溶液に曝露した固化材量が異なる2種のセメント処理土に対して一軸圧縮試験を実施した.さらに,土壌分析を実施し,セメント処理土の強度変化のメカニズムについて考察した.その結果,セメント処理土は劣化すると大きく強度低下するが,その強度は初期の固化材量に依存することが示された.さらに,海水曝露前の健全な状態ではその強度とCa含有量に相関があるのに対して,劣化後はMg含有量と相関がみられ,水酸化マグネシウムによるセメンテーション効果が支配的となると推定される.

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