[III-141] 振動式および静的締固め改良工法による大規模地盤改良工事(その2)
キーワード:サンドコンパクションパイル工法(SCP工法)、2次元FEM解析、変位緩衝孔
構造物等が近接する条件でサンドコンパクションパイル工法(以下SCP工法)により地盤改良を行う場合,周辺の地盤や構造物へ及ぼす変位の影響を事前に予測し,適切な変位低減対策を適用することが重要である.周辺地盤変位の予測方法としては,既往の施工実績から作成されたチャートや各種推定式が提案されている.今回,既設護岸近傍エリアにおいて変位緩衝孔による変位低減対策を併用したSCP工法の施工にあたり,既設護岸位置の地表面水平変位の計測とともに2次元FEMによる再現解析を行ったので,以下に報告する.
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