令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (4)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:笠間清伸(東京工業大学)

[III-144] PS灰系改良材の添加が中性化速度に及ぼす影響に関する基礎的検討

*今井 健太朗1、早野 公敏2、山内 裕元3 (1. 横浜国立大学、2. 横浜国立大学大学院、3. domi環境株式会社)

キーワード:CO2濃度、供試体寸法、PS灰

建設副産物と呼ばれる,建設工事によって副次的に得られる物品のなかに建設汚泥がある.建設副産物は廃棄物処理法により再資源化に努めることが義務付けられているものの,建設汚泥の再資源化率はほかの建設副産物と比較して低い値で頭打ち傾向にある.建設汚泥は高アルカリ性であるため,中性化をする必要があるが,手法が確立されておらず中性化に関する基礎データも得られていない.中性化に影響を与える要素として含水比が挙げられる.本研究では吸水性が認められている改良材の添加が汚泥の中性化に与える影響についての基礎的な検討を行った.改良材の添加により中性化完了期間は短くなり,中性化完了時の含水比は高くなる傾向が得られた.

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