令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭基礎 (3)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 III-1 (幸町北4号館 411講義室)

座長:松村 聡(港湾空港技術研究所)

[III-16] 鋼管杭・鋼管矢板用の少回転型機械式継手(その1:構造性能評価)

*大場 雄登1、市川 和臣1、佐藤 遼一1、寺尾 名央1 (1. JFEスチール)

キーワード:鋼管杭、鋼管矢板、機械式継手、ねじ継手、多条ねじ、インロー構造

鋼管杭・鋼管矢板を取り巻く環境は大径・厚肉・高強度化,強度信頼性確保,工期短縮や難施工,溶接技能者減少等が加速し,従来接合方法の現場溶接の代替えとなる機械式継手の需要は高まっている.その内のねじ式継手は施工性を向上するため,ねじ山数削減と多条化で接合回転数を減らすことが有効とされる.一方でねじ山数が少ない場合,ねじ外れで性能を発揮できない可能性もあり,これを防ぐため機械分野で用いる凹凸形状(インロー構造)を採用した機械式継手を対象に試験による性能評価を行った.その結果,継手にインロー構造を採用することで耐力や変形性能が向上し,大径でねじ山数1の継手の場合も十分な耐力を得られることを確認した.

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