令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

締固め・支持力 (2)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:野並 賢(神戸市立工業高等専門学校)

[III-160] 粘着力による地震時土圧低減効果に関する擁壁の動的遠心模型実験

*尾﨑 匠1、中島 進1、佐名川 太亮1 (1. 鉄道総合技術研究所)

キーワード:地震時土圧、粘着力、遠心模型実験、擁壁

現在鉄道分野の耐震診断・補強において、地震時土圧の算定に修正物部岡部式が用いられている。修正物部岡部式はL2地震に対応している、ピーク・残留強度を考慮できるといった特徴があるが、粘着力の影響は考慮できない。一方、鉄道分野で古くに作られた土構造物や土留め構造物の背面地盤は、細粒分により一定以上の粘着力を有する場合が見受けられる。このため、現行手法では粘着力を考慮しないため地震時土圧が大きく算定され、耐震診断・補強設計の結果が不合理となる場合がある。以上を背景として、粘着力による擁壁に作用する地震時土圧低減効果を把握することを目的として、粘着力を有する土質材料を用い遠心場における加振実験を行った。

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