補強土 (1)

[III-166] Chloride ion concentration investigation into wall surface materials of an a lot anchor-type reinforcement earth wall located to approximately 130m from the shoreline

*西 徹¹、林 豪人¹、小浪 岳治¹ (1. 岡三リビック)

Keywords:reinforced soil wall, rehabilitation management, salt damage

本調査は沿岸部に位置する多数アンカー式補強土壁の壁面材から試料を採取・分析し、壁面材背面側にも表面側と同様のかぶりが必要なのか判断するために実施した。結果、壁面材から検出された塩化物イオン量は少なく、塩化物イオン量の実測値を使用して塩化物イオン濃度の予測計算をした所、最小かぶり(深さ20mm)において鋼材腐食発生限度濃度には到達しない結果となった。
また、別の現場で調査した結果と本調査の結果を比較し、塩害対策区分の違いによる塩化物イオン濃度の影響等についても分析を実施した。