令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

補強土 (2)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:宮武 裕昭(土木研究所)

[III-174] 凍上対策を施したジオセルとジオグリッドを連結した補強土壁の現地計測

*劉 爽1、川口 貴之2、中村 大2、川尻 峻三2、林 豪人3、原田 道幸4 (1. 北見工業大学 大学院、2. 北見工業大学 工学部、3. 岡三リビック株式会社、4. 東京インキ株式会社)

キーワード:補強土壁、寒冷地、凍上、緑化

近年,積雪寒冷地では盛土材の凍上による補強土壁の変状事例が報告されている.そのため,凍上対策と緑化の両立が可能な補強土壁として,ジオセルとジオグリッドを連結した補強土壁が開発された.本研究では,積雪寒冷環境に比較的良質な盛土材を使った補強土壁を構築し,壁面の凍上挙動や土中の補強材に作用する負荷を計測した.また,ジオセルの配置を変更し,凍結融解による壁面の変形を抑制する効果についても検証した.計測結果から,ジオセルの配置によって壁面の変形を抑制し,補強材への負荷も軽減する効果があることが分かった.

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