[III-18] 鋼管矢板基礎の継手および鋼管省略に着目した水平載荷試験 その1 実験条件
キーワード:鋼管矢板基礎、遠心模型実験、水平載荷試験、継手省略構造
鋼管矢板基礎は,鋼管杭としての支持機能と鋼矢板と同様の締切り機能を兼ね備え,これらの特徴をさらに発展させて開発された日本独自の基礎工法である.井筒形状等に配置した鋼管を頂版および継手の設置により結合させ,水平載荷時に基礎全体が一体となって抵抗する形状であり,その施工性や経済性の観点から多くの橋梁で実績を有している.しかし,継手部の挙動が鋼管矢板基礎の力学特性に及ぼす影響について未解明な部分が多く合理的な設計手法が確立していない.そこで,筆者らは,設計の合理化に資するために,継手や本管長の省略に注目してその水平抵抗特性について遠心模型実験により検討した.本稿では,その実験条件について述べる.
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