[III-182] トンネル掘削解析において地山を粒状体としてモデル化する試み
キーワード:粒状体、連続体、トンネル掘削、個別要素法、有限差分法
トンネル掘削のための数値解析では,有限差分法などによる連続体解析が一般的である.近年,地盤は連続体と捉えるべきか,粒状体の集合と捉えるべきかといった議論が提起されている.これを踏まえ,本報では,地山を粒状体の集合で,支保構造を連続体でモデル化するトンネル掘削解析の実用性を検討した.地山のモデル化には要素を剛体球とする粒状体個別要素法を適用した.これに対して,支保構造は有限差分法を適用して連続体要素でモデル化した.ここで示す粒状体と連続体のハイブリッドなモデル化により,地表面沈下のみならず,支保構造に発生する応力や変形を従来の様式で得ることが期待できる.
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