[III-187] 切羽観察記録からの将来的なインバート部地山の変位箇所抽出に関する考察
キーワード:トンネル、インバート変位、類似箇所抽出、切羽観察記録
トンネル完成後に生じる盤膨れは,現状でも少なからず発生しており,発生機構の解明や施工時点での発生箇所の抽出方法の確立が求められている.ここでは,主として地山の影響による将来的な盤膨れの可能性を検討するためには,切羽スケッチや写真を含む切羽観察記録とインバート部地山の変位箇所との関係を検討し,切羽観察記録からの将来的な地山の盤膨れの可能性が考えられる箇所の抽出方法に関して考察した.その結果,将来の盤膨れ発生を予測する上では,個々の地山性状を踏まえたうえで,実績の地質縦断図や展開図などを作成し,着目すべき観察項目や計測項目を抽出することが肝要であることを示した.
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